1ヶ月ほど前に、アーティストのインキュベーション施設をメインコンテンツとしたアートコミュニティの運営母体として、FUCA LLPを設立した。

 

きっかけ

それは、今年1月下旬にポートランドに行って、「アートやクリエイティブが街に根付いた文化」と「魅力的な生活環境」が融合した素晴らしい街の姿に出会い、そこに福岡の未来を見たような気がしたことがきっかけだった。

そもそもシリコンバレーに住んでいたのはインキュベーション事業を模索することで、本来はスタートアップ支援のインキュベーション施設を福岡に作ることを想定していたのだが、そこに、ポートランドの街で見たモノやヒトに強烈にインスパイアされ、アート×インキュベーションという形を思いついたのだ。

ちょうどそのとき、自社で運営する福岡R不動産でめちゃくちゃいい倉庫物件を発見し、ポートランドからの帰路、空港へ向かうライトレールの中から、スカイプで福岡のメンバーに連絡した。「やろう!」と。

 

立ち上げのスピード感

いつもプロジェクトを一緒にやっている2社にも協力をお願いし、3社でLLPの登記をしたのがその一ヶ月後。大々的にコンセプトを話し合う公開立ち上げ会議(テレビ局の取材付き)をその2週間後に行い、その間にカフェや音楽スタジオ、オフィスを運営してくれる別の2社と福岡R不動産を通じて出会い、そのまた2週間後には、インキュベーションアトリエに入居する4名のアーティストが公募・選考の過程を経て決定した。

そして、今から2週間後の4/15(日)には正式な施設全体のオープニングイベントを行う予定だ。

思いついてから2ヶ月で、100名以上の人を巻き込んだ一大プロジェクトに発展したのは自分でも本当に驚きかつ気持ちよいスピード感。すでに自分の手を離れてFUCAというプロジェクトは生き物のように動き出している。

 

立ち上げを通して感じたこと

ひとつは、24歳で勤めていた会社を辞めたった一人で起業したときと、現在29歳の自分が事業を起こすことの違い。この4年間で築いてきたリソース(人材、ネットワーク、コミュニティ)を総動員してやれたからこそのスピード感だった。経験に基づく勘も圧倒的に違っている。ただし、人間年を重ねると躊躇しやすくなるので、いつまでも無謀な行動をできるヒトでありたい。

そして、強引さが大事だということ。面白い企画が生まれても、話し合ったり企画書を作っているうちに熱が冷めてしまい、結局何も始まらない。ということは過去に何度も経験していた。だから、FUCAでは企画書なしで、勘を頼りに、かなり強引に進めた。自分でリスクをとってやるからこそ、誰にも遠慮せずに一気にやれる。立ち上げるってそーゆうこと。

最後に、自社事業と受託業務のバランス。IT業界では、「自社サービスと受託開発をどういうバランスでやるか論」が尽きない。結局は人それぞれ考え方だけど、自分は両方同じくらいのバランスが今のところ心地いい。ちなみにDMXでは、福岡R不動産FUCAが自社事業、不動産プロデュース・コンサル(筑後トライアルステイARK CUBEなど)が受託業務。自分でなんでも決められる自社事業と、他社の企画や問題解決を手伝う=自社にないことができる受託業務、気持ち的にも収益的にも両方あった方がいいかな、と思っている。

 

年初のブログにも書いていたように、今年はもう1つ自社事業を始める予定。強引に、スピード感を持って、アメリカでの経験を活かしていきたい。

 

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